ティパサの考古遺跡
WORLD HERITAGE

ティパサの考古遺跡

アルジェリア 文化遺産
英名 Tipasa
登録年 1982年
地域 アフリカ
登録基準 (iii)(iv)
(iii)現存する、または消滅した文化的伝統・文明の存在を伝える、稀有な証拠である。
(iv)人類の歴史上重要な段階を物語る建築様式・建築物群・技術の集積、または景観の顕著な例。

ティパサは、アルジェリア北部、地中海に面した町にある考古遺跡群です。もともとフェニキア人の交易拠点として築かれ、後にローマに征服されてマウレタニア王国征服のための戦略拠点となりました。遺跡にはフェニキア、ローマ、初期キリスト教、ビザンツ各時代の遺構に加え、クボル・エル・ルミアと呼ばれる先住民の王墓が含まれます。

紀元前6世紀から紀元後6世紀にかけての、先住民文化と度重なる植民の相互作用を伝える北アフリカ有数の考古学的複合遺跡とされます。カルタゴ時代には多文化混交の埋葬習慣を示す墓地群が形成され、ローマ時代には格式高い建築群と質の高いモザイク舗床を伴うキリスト教建築が増加しました。

430年代のヴァンダル人侵入を経て531年にビザンツ帝国が奪還した後、都市は徐々に衰退しました。登録資産はアルジェの西方に位置する三つの考古遺跡から成る連続資産として構成されており、それぞれが都市の異なる時代の層を伝えています。

円形劇場や公共浴場などの公共建築のほか、住宅区画の遺構も確認されており、地中海沿岸都市としての機能を長期にわたって保持していたことが読み取れます。

LOCATION

📍 所在地マップ

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