ジョグジャカルタの世界観を表す軸線と歴史的建造物群は、インドネシアのジャワ島中部にある都市ジョグジャカルタの都市構造からなる世界遺産です。18世紀、ジョグジャカルタ王国の創始者ハメンクブウォノ1世によって、南のインド洋から北のムラピ山を結ぶ南北の軸線に沿って王宮クラトンを中心とする都市が計画的に建設されました。
この軸線上には王宮のほか、瞑想の場とされるパンゴンサパン広場、市場、モスクなどが順に配置され、ジャワの宇宙観に基づく象徴的な都市空間が形成されています。火山と海という自然の両極を軸の両端に据える発想は、人間界と精霊界、現世と来世を結びつけるジャワ独自の宇宙観を体現しているとされています。
王宮は現在も王族の居所として機能しており、伝統的な儀礼や舞踊が今なお継承されています。自然地形と都市計画を融合させた思想的背景を持つ稀少な都市遺産として評価されています。軸線上に配置された各施設は単なる機能的な区画にとどまらず、人生の各段階になぞらえた象徴的な意味を持たされているとされ、都市そのものが宇宙観を体現する装置として設計されています。
周辺には職人街や市場も計画的に配置されています。
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