バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群
WORLD HERITAGE

バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

アフガニスタン 文化遺産
⚠️ 危機遺産 🌿 文化的景観 ⛓️ 負の遺産
英名 Cultural Landscape and Archaeological Remains of the Bamiyan Valley
登録年 2003年/2003年危機遺産登録
地域 西アジア
登録基準 (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
(i)人類の創造的才能を表す傑作である。
(ii)建築・技術・記念碑的芸術・都市計画・景観デザインの発展に関し、人類の価値観の重要な交流を示すもの。
(iii)現存する、または消滅した文化的伝統・文明の存在を伝える、稀有な証拠である。
(iv)人類の歴史上重要な段階を物語る建築様式・建築物群・技術の集積、または景観の顕著な例。
(vi)顕著な普遍的価値を有する出来事・生きた伝統・思想・信仰・芸術的作品と直接関連するもの。

バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群は、ヒンドゥークシュ山脈に囲まれたバーミヤン渓谷に位置する遺跡群です。1世紀から13世紀にかけて古代バクトリアの地で展開した芸術的・宗教的発展を示しており、さまざまな文化的影響がガンダーラ仏教美術へと統合されていった様子を伝えています。渓谷一帯には多数の仏教僧院群や聖域のほか、イスラム時代の要塞建築も残されています。

渓谷の中央部には6世紀から10世紀にさかのぼる都市シャフレ・ゴルゴラの遺構があり、中国とインドを結ぶシルクロードの支線上にあったバーミヤンの原初的な集落の跡を示しています。また本遺跡は、2001年3月にタリバンによって行われた2体の大仏の破壊という悲劇の証人ともなっており、文化財保護の重要性を世界に問いかける場所としても知られています。

渓谷は東西文化が交差する交易路の要衝として栄え、多様な文明の影響を吸収しながら独自の芸術様式を育んだ歴史を今に伝えています。破壊を経てもなお、岩肌に開けられた無数の石窟や壁画の痕跡が残されており、失われた文化の記憶を今日に伝え続けています。断崖にそびえていた2体の大仏があった痕跡は、現在も渓谷を見上げる人々に強い印象を与え続けています。

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