古代都市テーベと墓地遺跡は、エジプト中部の都市ルクソール一帯に広がる古代エジプト新王国時代の首都遺跡で、世界遺産に登録されています。ナイル川東岸にはカルナック神殿とルクソール神殿を中心とする壮大な宗教複合施設が広がり、歴代ファラオによる増改築を重ねた大列柱や巨大な石造建造物群が今も往時の威容を伝えています。
西岸には王家の谷と呼ばれる岩窟墓群が広がり、ツタンカーメン王墓をはじめとする多数のファラオの墓が発見され、壁画や副葬品を通じて古代エジプトの来世観や葬送儀礼を伝える貴重な資料となっています。王妃の谷や貴族の墓群も周辺に点在し、当時の社会階層に応じた埋葬形式の違いを示しています。
古代エジプト新王国時代の宗教・政治の中心地として、当時の文明の頂点を伝える遺跡群として国際的に高く評価されています。カルナック神殿の大列柱室には高さ20メートルを超える巨大な石柱が林立し、当時の建築技術と動員力の大きさを物語っています。
ハトシェプスト女王葬祭殿など、岩山を背景に築かれた独創的な建造物も周辺に残されており、王朝ごとの建築様式の変遷を細部までたどることができます。
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