聖書ゆかりの遺丘群(メギド、ハゾル、ベエル・シェバ)は、イスラエル国内にある3つのテル(先史時代からの集落が積み重なってできた丘)から成る連続資産です。テルは地中海東部の平坦な地形、とりわけレバノン、シリア、イスラエル、トルコ東部に特徴的な遺構形態です。3つの遺跡には青銅器時代・鉄器時代の都市の遺構が豊富に残り、聖書とのゆかりも伝えられています。
密集した都市住民に給水するために造られた精巧な鉄器時代の地下水利施設や、中央集権的な権力と主要交易路の支配を示す証拠が確認されています。これらのテルはレヴァント地方における都市発展の主要な段階を示し、広範な交易路を通じて形成された古代近東における価値観の交流を伝えています。
都市計画、防御施設、宮殿、水利技術は消滅した文明の証言であり、聖書における記述は宗教的・精神的な価値としても位置づけられています。メギドでは複数の時代にまたがる層状の遺構が確認され、都市が幾度も破壊と再建を繰り返してきた歴史を伝えています。ハゾルは青銅器時代の地域最大級の都市の一つとされ、大規模な宮殿跡が発掘されています。
ベエル・シェバでは井戸や倉庫群の遺構が良好に保存されています。
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