トリノのサヴォイア家の王宮と邸宅
WORLD HERITAGE

トリノのサヴォイア家の王宮と邸宅

イタリア 文化遺産
英名 Residences of the Royal House of Savoy
登録年 1997年/2010年範囲変更
地域 ヨーロッパ
登録基準 (i)(ii)(iv)(v)
(i)人類の創造的才能を表す傑作である。
(ii)建築・技術・記念碑的芸術・都市計画・景観デザインの発展に関し、人類の価値観の重要な交流を示すもの。
(iv)人類の歴史上重要な段階を物語る建築様式・建築物群・技術の集積、または景観の顕著な例。
(v)伝統的な居住形態や土地利用形態を代表する、人類と環境とのふれあいを示す顕著な例。

トリノのサヴォイア家の王宮と邸宅は、1562年にサヴォイア公エマヌエーレ・フィリベルトが首都をトリノに移したことをきっかけに始められた、一連の建築事業から成る世界遺産です。トリノ中心部を核として放射状に配置された22の宮殿・邸宅群から構成され、当時を代表する建築家たちの手による建造物が特徴です。

トリノ中心部の11資産と郊外に広がる11資産を合わせた大規模な連続資産で、1562年以降、サヴォイア家の歴代公爵によって行政・保養の両目的で整備が進められました。

エマヌエーレ・フィリベルトが着手し、17世紀から18世紀にかけて拡張されたこの開発計画は、街道で結ばれた統一的な建築様式の邸宅群「悦楽の王冠」を生み出し、バロック様式の美学を通じて絶対王政の理念を物質的に表現したヨーロッパの記念碑的建築・都市計画の優れた事例とされています。

フィリッポ・ユヴァッラやグァリーノ・グァリーニら著名な建築家がこれらの邸宅群を手がけ、バロック期における芸術的達成とヨーロッパ文化交流を伝えています。中心となるトリノの王宮のほか、郊外にはヴェナリーア宮殿やストゥピニージ宮殿などの離宮が点在し、それぞれ狩猟や行政、迎賓など異なる用途に応じて設計されています。

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