シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡は、ギリシャ・ローマ時代の顕著な遺構を含む2つの構成資産から成る世界遺産です。パンタリカには5000基を超える墓が残り、古代シラクサは紀元前8世紀にコリントスのギリシャ人によって建設されました。
両構成資産は、古代ギリシャの時代から地中海文化を伝える傑出した文化記録を形成しており、ギリシャ、ローマ、ビザンツ、バロックと続く各時代の建築的影響を示しながら、3000年にわたる歴史と文化的多様性を伝える顕著な証拠とされています。
キケロが「最も偉大で最も美しいギリシャの都市」と評したシラクサには、神殿、劇場など、継続する複数の文明によって重層的に築かれた構造物が残っています。パンタリカの岩壁墓地は青銅器時代から鉄器時代にかけての集落形態を伝える証拠を保存しています。
シラクサの考古地区にはギリシャ劇場やローマ円形闘技場、アポロン神殿の遺構が残り、旧市街オルティージャ島には中世からバロック期にかけての建築も重なって保存されています。パンタリカは切り立った渓谷の岩壁に無数の墓穴が穿たれた独特の景観で知られ、先史時代の集落遺構と青銅器文化の変遷を伝える資料としても重要視されています。
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