バレ山脈国立公園は、エチオピア南部の高原地帯にある自然遺産で、アフリカ大陸で二番目に高い山系を含む広大な保護区域からなります。標高4000メートルを超える高山草原アフロアルパインから、亜高山帯の森林、低地の熱帯雨林まで多様な生態系が連続的に分布しており、東アフリカでも屈指の生物多様性を誇る地域とされています。
世界で最も希少なイヌ科動物の一つとされるエチオピアオオカミの最大の生息地として国際的に知られ、その保全はこの公園の重要な使命となっています。公園内にはナイル川水系とジュバ川水系両方の水源が含まれており、下流域の広範な地域の水資源確保にも重要な役割を果たしています。固有種の割合が非常に高い植物相も特徴とされ、高山湿地帯に特有の動植物が数多く確認されています。
エチオピア高原の生物多様性を代表する保護区として評価されています。アフロアルパイン地帯特有の巨大なセネキオ属植物やロベリアの群落も見られ、独特の高山景観を形成しています。近年は密猟や放牧圧など人間活動による生息地への影響が課題となっており、保全対策のさらなる強化が国際的にも求められています。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。