エーゲ海南東部のロドス島にある中世都市は、1309年から1522年にかけて聖ヨハネ騎士団(ロドス騎士団)によって支配された時代の城塞都市の姿を今に伝える遺跡です。都市は騎士の宿舎が立ち並ぶ「騎士団長通り」を中心とする上町と、住民が暮らした下町とに分かれ、ゴシック様式の騎士団長宮殿や病院、教会などの建造物が密集しています。
都市全体を囲む堅固な城壁と堀は、当時の最新の築城技術を用いて整備され、オスマン帝国による攻囲にも長期間耐えたことで知られています。1522年にオスマン帝国の支配下に入った後も、下町を中心にモスクや浴場などのオスマン様式の建築が加えられ、複数の時代の文化層が重なり合う都市景観が形成されました。
中世ヨーロッパの騎士団文化を伝える貴重な遺産として、1988年に世界遺産に登録されました。「騎士団長通り」に面する建物の多くは、出身地ごとに分かれた騎士団の宿舎で、各国の紋章が壁面に刻まれています。1522年の攻防戦では約6か月に及ぶ包囲戦の末に開城しており、当時の攻城技術の到達点を示す事例としても知られています。
古代世界七不思議のひとつに数えられた巨像は既に失われていますが、港の入り口はその伝承と結びつけて語られます。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。