コルドバのイエズス会管区教会堂と農園跡は、アルゼンチン中部コルドバにある17〜18世紀のイエズス会関連建造物群です。都市部の「イエズス会ブロック」には大学、教会と修道院、コレヒオ(学院)などイエズス会組織の中核となる建物が残り、これに加えて周辺農村部に5か所の農園(エスタンシア)が残されています。
総面積38ヘクタールにわたるこの複合体は、17世紀から18世紀にかけて150年以上続いた宗教・社会・経済にわたる実験的な取り組みを伝えるものです。ヨーロッパと先住民の文化が融合し、さらにアフリカ人奴隷労働者の貢献も加わって形成された独自の文化を示しています。
都市と農村の施設を結び付けた独自の領域組織により、イエズス会は教育・布教活動と、複雑な水利施設に支えられた生産活動を一体的に展開しました。宗教・政治・経済・法制度・文化にまたがる広範な制度の傑出した実例とされています。イエズス会ブロックの教会堂は現在も使用されており、南米において継続的に使われてきたキリスト教建築として貴重です。
5か所の農園はそれぞれ家畜飼育や農業生産の拠点として機能し、都市部の施設に物資と資金を供給する経済基盤を形成していました。
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