Camilo Del Cerro, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ESMA博物館と記憶の場は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある旧海軍機械学校の敷地内、旧士官宿舎に位置します。1976年から1983年に続いた軍事独裁政権下で、アルゼンチン海軍が運営した主要な秘密拘禁施設として使用され、反体制派とみなされた人々が収容、尋問、拷問を受け、多くが殺害されました。
この施設では5000人を超える人々が拉致・拷問・殺害されたとされ、南米南部諸国の独裁政権が連携して行った組織的な国家暴力の一端を象徴する場所となっています。現在は強制失踪という、国際連合により人道に対する罪として認定された行為を伝える国際的な象徴の一つとなっています。
登録基準は(vi)が適用され、冷戦期の地政学的緊張の下、1970〜80年代のラテンアメリカ各地の独裁政権が連携して行った、武装・非武装を問わない反体制派への違法な弾圧の実態を伝える場として評価されています。施設の建物群は現在、博物館および記憶の場として公開されており、当時の状況を伝える記録が保存・展示されています。
この場所は南米南部諸国の軍事政権が国境を越えて情報や被拘束者を共有した「コンドル作戦」と呼ばれる連携体制を伝える施設としても位置づけられています。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。