シルク・ロード:ザラフシャン・カラクム回廊 IICAS, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
WORLD HERITAGE

シルク・ロード:ザラフシャン・カラクム回廊

ウズベキスタン タジキスタン トルクメニスタン 文化遺産
英名 Silk Roads: Zarafshan-Karakum Corridor
登録年 2023年
地域 南・中央アジア
登録基準 (ii)(iii)(v)
(ii)建築・技術・記念碑的芸術・都市計画・景観デザインの発展に関し、人類の価値観の重要な交流を示すもの。
(iii)現存する、または消滅した文化的伝統・文明の存在を伝える、稀有な証拠である。
(v)伝統的な居住形態や土地利用形態を代表する、人類と環境とのふれあいを示す顕著な例。

シルク・ロード:ザラフシャン・カラクム回廊は、ウズベキスタンとトルクメニスタンにまたがるシルクロード関連遺跡群で、世界遺産に登録されています。ザラフシャン川流域からカラクム砂漠を経由して中央アジアと西アジアを結んだ古代の交易路沿いに点在する都市遺跡、隊商宿、要塞、灌漑施設などが登録対象に含まれています。

オアシス都市を結ぶこの回廊は、絹や香辛料だけでなく、宗教、技術、学術知識が東西を行き来する文化交流の大動脈としても機能しました。各遺跡には異なる時代の城壁や宗教建築の痕跡が層状に残されており、数世紀にわたる都市の盛衰と交易路の変遷を伝えています。

乾燥地帯を横断する交易路を支えた水利技術や隊商宿の配置計画は、過酷な自然環境下での交易活動を可能にした当時の知恵を示すものとされています。複数国にまたがるシルクロード関連資産として、国際的な文化交流の歴史を体系的に示す事例として評価されています。

回廊沿いの遺跡からは陶器や貨幣、宗教関連の遺物も多数出土しており、東西の物資と思想が同時に往来していたことを裏づけています。乾燥地帯を横断する交易を支えた井戸や貯水施設の遺構も各所に確認されています。

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