Nicolas Barriola, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
技術者エラディオ・ディエステの作品(アトランティーダの教会)は、ウルグアイの海岸都市アトランティーダにある教会建築で、世界遺産に登録されています。1960年代、ウルグアイ人技術者エラディオ・ディエステによって設計されたこの教会は、鉄筋を最小限に抑えた薄い曲面レンガ構造「セラミカ・アルマーダ」と呼ばれる独自の技術によって建設されました。
波打つような曲線を描く壁面と屋根は、構造的な強度と美しさを同時に実現するディエステ独自の設計思想を体現しており、経済性と造形美を両立させた稀少な近代建築として評価されています。地元産の焼成レンガのみを主要な建材として用いることで、低コストながら高い耐久性と芸術性を兼ね備えた建築を実現した点が特徴とされています。
20世紀の構造技術と伝統的な建材を融合させた独創的な建築思想を示す作品として、南米における近代建築の重要な到達点とされています。曲面壁を通して自然光が内部に取り込まれる設計は、構造と採光を一体で解決する独自の発想として国際的な建築評論でも高く評価されてきました。
壁面に穿たれた無数の小さな開口部から差し込む光は、時間帯によって表情を変える内部空間を演出しています。
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