マハーバリプラムの建築と彫刻群
WORLD HERITAGE

マハーバリプラムの建築と彫刻群

インド 文化遺産
英名 Group of Monuments at Mahabalipuram
登録年 1984年
地域 南・中央アジア
登録基準 (i)(ii)(iii)(vi)
(i)人類の創造的才能を表す傑作である。
(ii)建築・技術・記念碑的芸術・都市計画・景観デザインの発展に関し、人類の価値観の重要な交流を示すもの。
(iii)現存する、または消滅した文化的伝統・文明の存在を伝える、稀有な証拠である。
(vi)顕著な普遍的価値を有する出来事・生きた伝統・思想・信仰・芸術的作品と直接関連するもの。

マハーバリプラムの建築と彫刻群は、インド南部タミル・ナードゥ州の海岸沿いにあるパッラヴァ朝期の建造物群からなる世界遺産です。7世紀から8世紀にかけて、当時この地を治めたパッラヴァ朝の王たちによって、花崗岩の岩山を掘削して造られた石窟寺院や、一枚岩から彫り出された戦車型の祠堂ラタ群が築かれました。

海岸に建つ海岸寺院は、石を積み上げて建設された南インド最古級の石造寺院として知られ、長年にわたり海風にさらされながらも往時の姿をとどめています。「アルジュナの苦行」と呼ばれる岩壁の巨大な浮彫には、ヒンドゥー教の神話が多数の人物や動物とともに躍動的に表現されており、南インド彫刻の傑作とされています。

港湾都市として海上交易の拠点でもあったこの地には、東南アジアとの交流を示す痕跡も確認されています。岩を彫刻して建築物を生み出す独自の技法は、後の南インド寺院建築の発展に大きな影響を与えたとされています。5棟からなるラタ群はそれぞれ異なる屋根形状を持ち、後世の南インド寺院建築における多様な屋根様式の原型を示すとされています。

象や獅子などの動物彫刻も随所に配され、当時の彫刻技術の幅広さを伝えています。

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