ゴアの聖堂と修道院は、インド西部ゴア州の旧市街オールドゴアにあるキリスト教建造物群で、世界遺産に登録されています。16世紀から18世紀にかけてポルトガルの植民統治下で建設され、ボム・ジェズ聖堂やゴア大聖堂をはじめとする複数の教会や修道院が現存しています。
ボム・ジェズ聖堂には、この地で布教活動を行った宣教師フランシスコ・ザビエルの遺体が納められており、今なお多くの巡礼者が訪れる信仰の中心地となっています。バロック様式を基調としながらも、現地の建材や職人技術を取り入れた独自の意匠が随所に見られ、ヨーロッパとアジアの建築文化が融合した稀少な事例とされています。
ゴア大聖堂は東南アジア最大級のキリスト教建築の一つとされ、その規模と装飾は当時のポルトガル海上帝国の繁栄を物語っています。アジアにおけるキリスト教布教の歴史と、植民地建築の発展を伝える重要な遺構として評価されています。聖フランシス・アッシジ聖堂やアウグスティノ会修道院跡など周辺の建造物も含めて登録されており、複数の宗派による布教活動の広がりを伝えています。
現地産のラテライトを用いた建材の使用も地域性を示す特徴の一つです。
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