ウジュン・クロン国立公園は、インドネシアのジャワ島最西端にある自然遺産で、世界で最も個体数の少ない大型哺乳類の一つであるジャワサイの最後の生息地として知られています。
1883年のクラカタウ火山噴火の影響で住民が離散し無人化したことが、その後の自然環境の保全に大きく寄与したとされ、以後長期間にわたり人間活動の影響をほとんど受けずに自然生態系が維持されてきました。低地熱帯雨林から海岸林、サンゴ礁まで多様な生態系が一つの半島地域に凝縮されており、ジャワサイのほかバンテンやジャワヒョウなど希少な野生動物も生息しています。
沖合のクラカタウ諸島の火山活動による自然の再生過程も観察できる地域として、生態学的にも重要な研究対象となっています。極めて少数となったジャワサイの保護拠点として国際的に高い保全価値が認められており、密猟監視など保護活動が継続的に行われています。
半島部と沖合の島々を含む登録範囲は、火山噴火による地形の激変と自然の回復過程を長期にわたり観察できる場としても学術的価値が高いとされています。周辺海域はウミガメの産卵地としても知られ、陸海一体の保全対象となっています。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。