イスファハーンのイマーム広場は、イラン中部の都市イスファハーンにある長方形の大広場と、それを囲む建造物群からなる世界遺産です。17世紀初頭、サファヴィー朝の王アッバース1世の命により建設され、当時の首都イスファハーンの中心的な公共空間として計画されました。
広場の四辺にはマスジェデ・イマーム(王のモスク)、シェイフ・ロトフォッラー・モスク、アーリー・ガープー宮殿、バザールの入口が配置され、宗教、政治、経済の各機能が一つの空間に集約されています。青色を基調とした精緻なタイル装飾が施されたモスクのドームや、幾何学文様を用いた壁面装飾は、サファヴィー朝期のイスラム建築の頂点を示すものとされています。
広場の周囲には二層構造の回廊が連なり、上階から広場全体を見渡せる構成となっているため、王が祭礼やポロ競技を観覧する場としても用いられました。広場は現在も市民の憩いの場や市場として利用され、歴史的な機能を保ちながら都市生活の中心であり続けています。バザールは旧市街の商業地区とも接続しており、広場を起点として都市全体の交易網が広がる構造になっている点も特徴です。
広場全体の規模は世界的にも屈指の大きさを誇っています。
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