アーメダバードの歴史都市は、インド西部グジャラート州の都市アーメダバードにある旧市街からなる世界遺産です。1411年、スルタン・アフマド・シャーによってサバルマティー川東岸に建設され、城壁に囲まれた都市の内部にはヒンドゥー、ジャイナ、イスラムの各文化が融合した独自の建築様式が発展しました。
木造の伝統的住居群ポルが密集する街区は、共同体単位で管理される中庭や小路を持つ独特の都市構造を今に伝えています。ビービー・カー・マクバラーなどの精緻な透かし彫り石格子ジャーリを用いたモスクや霊廟群は、この地域特有の装飾技法の到達点として知られています。
旧市街には現在も伝統的な手工業や商業活動が営まれる市場が残り、歴史的建造物と日常生活が一体となった都市景観が保たれています。城壁や城門の一部も現存し、中世都市の防衛構造を伝える資料としても評価されています。市内にはサバルマティー川に面した階段井戸や、精緻な彫刻装飾を持つジャイナ教寺院も点在し、多様な宗教共同体が共存してきた歴史を伝えています。
木造建築が密集する街区は火災への警戒から独自の防火・給水体制も整えられていました。
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