ロード・ハウ群島は、オーストラリア東方の南太平洋に浮かぶ火山島群で、世界遺産に登録された自然遺産です。約700万年前の火山活動によって形成されたこの島々は、本土から長期間隔絶された環境の中で独自の生態系を発達させ、動植物の固有種率が極めて高いことで知られています。
島の南端にそびえるボール・ピラミッドは、海面からそそり立つ世界最高峰級の火山岩塔として知られ、絶滅したと考えられていたロード・ハウナナフシが再発見された地としても話題になりました。世界最南端に位置するサンゴ礁を含む海域には多様な海洋生物が生息し、陸上・海洋双方の生態系が良好に保たれています。
人口が少なく開発が厳しく制限されてきたことも、原始的な自然環境が維持されてきた大きな要因とされ、外来種の持ち込みには特に厳格な管理が行われています。かつて島に持ち込まれたネズミが在来の海鳥の営巣に深刻な被害を与えたため、大規模な駆除事業が実施され、近年は生態系の回復が進んでいます。
定期便がなく渡航が厳しく制限されている点も自然保護に寄与しており、訪問には特別な許可が必要です。周辺海域には固有種の魚類も豊富に確認され、陸海一体の生態系として研究が続けられています。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。