レッドウッド国立・州立公園群は、サンフランシスコ北方、太平洋に面した沿岸山地に広がる国立公園で、世界で最も高く印象的な樹木とされるセコイア(コーストレッドウッド)の壮大な森林に覆われています。
この森林は1億6000万年にわたって存続してきた沿岸性セコイア林の生き残りであり、世界でも最も高く古い樹木の一部を含むとともに、潮間帯・海洋・淡水域にまたがる豊かな生態系も有しています。原生林や渓流沿いの生物群集など、独自の自然環境が保たれている点も高く評価されています。
現存する原生のコーストレッドウッド林としては世界最大の連続した面積を誇り、当初の森林と渓流沿いの環境をほぼそのままの状態で今日に伝えています。悠久の時を生き抜いてきた巨木が立ち並ぶ景観は、訪れる人々に自然の壮大さと生命の力強さを実感させてくれます。
樹高100mを超える個体も存在するセコイアの森は、霧に包まれた独特の光景をつくり出し、太古から変わらぬ生態系の姿を今日に伝えています。太平洋から流れ込む豊富な湿気が霧となって森を包み込み、乾燥に弱いセコイアが命をつなぐための欠かせない水分をもたらしています。