ブッダガヤの大菩提寺は、インド東部ビハール州の都市ブッダガヤにある仏教寺院で、世界遺産に登録されています。仏教の開祖であるゴータマ・シッダールタがこの地の菩提樹の下で悟りを開いたとされる聖地であり、紀元前3世紀頃、アショーカ王が最初の祠堂を建立したことに起源を持つと伝えられています。
現存する高さ約50メートルの塔状の本堂は5世紀から6世紀頃に建設されたとされ、以後幾度もの修復と増改築を経て現在の姿に至っています。寺院の周囲には仏陀が悟りの前後の7週間を過ごしたとされる7つの聖地が配置され、金剛座と呼ばれる石造の座や、悟りを開いたとされる菩提樹の子孫が今も大切に保存されています。
周辺には各国の仏教徒によって建立された多数の記念碑や石造欄楯の遺構も残り、古代から現代まで続く巡礼の歴史を伝えています。仏教発祥の聖地として、世界各地から今なお多くの巡礼者が訪れています。寺院を囲む石造の欄楯や柱には古代の文字による奉納碑文が刻まれ、歴代の王や信徒による寄進の記録として貴重な資料となっています。
境内には各国の仏教徒が建立した記念堂も点在し、国際的な巡礼地としての歴史の厚みを示しています。
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