テランガナ州にあるカカーティヤ時代のルドレシュワラ(ラマッパ)寺院は、インド南部テランガナ州にあるヒンドゥー教寺院で、世界遺産に登録されています。1213年、カカーティヤ朝の将軍レーチェルラ・ルドラの命により建立され、主神シヴァを祀るこの寺院は建立地の石工の名にちなんでラマッパ寺院とも呼ばれています。
星形の基壇の上に建つ本殿は赤色砂岩と花崗岩を組み合わせて築かれ、屋根や小塔には焼成レンガを用いることで建物の重量を軽減する工夫が施されており、地震の多い地域における独自の構造技術として注目されています。使用されたレンガは水に浮くほど軽量であることが知られ、当時の高度な材料工学の技術水準を示しています。
外壁や柱には精緻な彫刻が施され、踊り子や楽士、動物の姿を生き生きと表現した装飾は、カカーティヤ朝美術の高い水準を伝えています。境内には複数の付属堂や貯水池も配置され、地域の水利・信仰の中心地として機能してきました。南インドにおける中世寺院建築の独自の発展を示す事例として評価されています。
石工の名を冠して呼ばれる例は南アジアの寺院建築では珍しく、個々の職人の技量が高く評価されていたことをうかがわせます。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。