ジャイプールのジャンタル・マンタル(マハラジャの天文台)は、インド北西部ラジャスタン州の都市ジャイプールにある天文観測施設で、世界遺産に登録されています。1734年、天文学に深い関心を持った藩王サワーイ・ジャイ・シング2世によって建設され、彼が各地に築いた5つの天文台のうち最大かつ最も保存状態の良いものとされています。
施設には高さ約27メートルに達する日時計サムラート・ヤントラをはじめ、天体の位置や時刻を計測するための石造・レンガ造の観測装置が20基近く配置されています。各装置は幾何学的計算に基づいて精密に設計されており、当時のヨーロッパの観測技術にも匹敵する高い精度で天体の運行や暦の算出を可能にしたとされています。
インド天文学とイスラム、ヨーロッパの天文学的知見を融合させた成果として位置づけられ、肉眼観測による当時の科学水準の高さを今に伝えています。現在も実際に観測が可能な状態で保存されている点も特徴です。各観測装置は用途ごとに形状が異なり、太陽の高度を測る装置や十二星座に対応した12基の小型装置など、多様な天文現象に対応する構成となっています。
石造構造物でありながら分単位の精度で時刻を測定できたと伝えられています。
📷 気になる書籍の画像を押すと、Amazonで商品の詳細を確認できます。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。