イエローストーン国立公園は、面積約9000km²に及ぶ広大な自然の森を有する国立公園で、その96%がワイオミング州に、3%がモンタナ州に、1%がアイダホ州に位置しています。世界に知られる地熱現象の半数がここに集中しており、1万件を超える地熱地形が確認されています。
世界最大級の間欠泉の集積地としても知られ、地球上に存在する間欠泉のおよそ3分の2にあたる300以上の間欠泉が公園内に見られます。1872年の設立以来、豊かな野生生物の生息地としても高く評価されてきました。顕著な地質現象とその形成過程を示す保護区域であり、地熱の力と自然美、希少・絶滅危惧種が生息する野生の生態系が織りなす、他に類を見ない景観を有しています。
北半球の温帯地域に残された数少ない、手つかずのまま維持されている大規模生態系のひとつであり、大規模な原生自然のプロセスを研究するうえでも、また北米各地の希少な動植物の避難場所としても、極めて重要な役割を果たしています。
定期的に噴き上がる間欠泉オールド・フェイスフルをはじめ、色鮮やかな熱水泉や噴気孔が点在する景観は、地球内部のエネルギーを間近に感じさせてくれます。