イスチグアラストとタランパヤ自然公園群は、アルゼンチン中部の乾燥地帯に隣接する二つの国立公園から成り、総面積は27万5300ヘクタールに及びます。三畳紀(2億4500万年前から2億800万年前)における大陸性の化石記録として最も完全なものとされ、六つの地層に脊椎動物の進化と古代の環境を伝える化石が保存されています。
イスチグアラスト・ビジャウニオン堆積盆地に位置するこの一帯には、約2億5000万年前から2億年前にかけての、きわめて完全な動植物相の記録が残されており、恐竜と哺乳類双方の起源を伝えています。魚類、両生類、爬虫類、初期恐竜であるエオラプトルなどを含む56属以上の脊椎動物と、100種を超える植物の化石が確認されています。
乾燥した赤や灰色の岩肌が広がる景観の中には、風化によって独特の形状を持つ岩塊も点在し、地質学的な価値と景観的な特徴を併せ持っています。連続した地層は三畳紀の環境変化を段階的に記録しており、化石は保存状態が良好で発掘作業が現在も継続的に行われています。古生物学および進化生物学において貴重な知見をもたらす地質学的資産として、今後も新たな発見が期待されています。
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