イグアス国立公園は、アルゼンチン北東部ミシオネス州、ブラジルとの国境をなす玄武岩の断層上に位置します。中心となる半円形の滝は高さ約80メートル、幅2700メートルに及び、1984年に世界遺産として登録されました。
周囲には亜熱帯雨林が広がり、2000種を超える維管束植物が確認されているほか、バク、オオアリクイ、ホエザル、オセロット、ジャガー、カイマンなど地域を代表する野生動物が生息しています。この国立公園は「大西洋岸森林の重要な残存地」であり、この森林帯は世界でも保全が特に急がれる地域の一つとされています。
約400種の鳥類(オウギワシを含む)をはじめ、多くの希少な野生生物が確認されています。1986年に登録されたブラジル側の隣接するイグアス国立公園と合わせると、保護地域の総面積は約24万ヘクタールに達し、内陸型大西洋岸森林に属するパラナ亜熱帯雨林の中で最大の単一保護区となっています。
滝は大小合わせて270以上の滝からなる複合的な滝群として形成されており、乾季と雨季で水量が大きく変動する点も特徴です。周辺の森林には希少な野生動物とともに多様な鳥類相が確認されており、生態系保全の面でも国境を越えた協力の対象となっています。
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